中国人との距離が一気に縮まった中国での大学生活

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こんにちは、じゅりです。

わたしは中学卒業後すぐに、中国の高校へ留学し、大学卒業までの7年間を、中国の上海で過ごしました。

中国での学校生活ってどんな感じなの?と聞かれることが多いので、大まかに、自己紹介も含めて、ご紹介したいと思います。

今回は大学生活についてです💕

 

中国人を外国人だと思えなくなった大学生活

高校3年間では、まだまだ自分の中国語に自信がなく、大学も中国で通おう!と決めました。

わたしの高校生活についてはこちらです。

自分自身を大きく成長させてくれた中国での高校生活

2017年1月7日

 

自分の中国語を客観視できた

高校を卒業してからは、学校外での生活になるので、自然とより多くの中国人と触れ合います。

3年も中国にいたのに、たいしてしゃべれないのね」と、ある中国人から言われ、自分の努力はまだまだだったんだなと客観視できました。

本当のことを言うと、そんな風にいわれて、すごく落ち込みましたし、もう中国語話したくない!という気持ちにもなりました。会う人に「中国4年目なの」というのが恥ずかしい時期もありました。

でも、「このままじゃわたしの中国語は今よりうまくならないよね」と思いながら、すごく悩みました。

結果、「どうなってもいいから恥ずかしさなんか捨てちゃえ」と覚悟でき、それからわたしの中国語は飛躍的に伸びたと感じています。

実は、7年間の中国留学を終えて日本に帰ってきた今でも、自信がなくなったり、うまく言えずに悔しい思いをしたり、”7年”も中国にいたのに知らないことがあったりと、「何していたんだろう」と恥ずかしく思うこともいっぱいあります。

でも、上を見ればキリがないし、今できることを精いっぱいやろうと思えるようになってからは、堂々としていられるようになりました😊

台湾人の女の子と

 

わたしの「普通」は「普通でない」ことを知った

大学時代は一人暮らしをしたり、中国人とルームシェアをしたりして、過ごしていました。

 

一人暮らし

一人暮らしをした時は、自炊をするために、初めて中国の市場で買い物をしました

中国の市場では、ばら売りが基本なので、少量しか作らないわたしにとって、とても助かりました。

また、中国の市場では、中国人とのコミュニケーションが取りやすく、一人暮らしのわたしにとっては、中国人の温かみに触れられる貴重な場所でした。

見たことない野菜があれば、「この野菜はなんていうの?」と聞いてみたり、「2人分の餃子作りたいんだけど、お肉どれくらい必要かな?」と相談してみたり、「チンジャオロースを作る予定なんだ」というと、お肉を細切りに切ってくれたり、本当に助けてもらってばかりで、感謝しかありません。

 

中国人とのルームシェア

中国人とのルームシェアは、とても楽しかったです。

家の中ではアウター脱ぐのが普通だと思っていたのに、アウター着ながらキッチンで料理していたり、お風呂は裸足で入るものと思っていたのに、サンダルはきながら入っていたり、今まで思っていた「普通」が「普通でない」ということをたくさん知ることができました。

中国人のルームメイト2人と

 

中国人との絆がより深まった

中国人や留学生と授業を受けるのですが、日本人はわたし一人でした。すごく印象的だったのは、「尖閣諸島問題」が起きたときです。

その前にも親から「上海でデモが起きているみたいだから気を付けて」と言われた時も、身近では何も起こりませんでした。

なのでわたしは、ずっと、政治がらみのことは、自分のような一般人にはあまり関係がないことだと思っていました。

「尖閣諸島問題」が起きたときも、わたしは普段通り学校に行きました。

教室に着くと、わたしは中国人学生に囲まれ、「尖閣諸島のことどう思ってる?」と質問攻めにされました。

前日まで普通に仲良くしてくれていた同級生が、です。「みんなどうしちゃったの?」という気持ちでいっぱいでした。

先生が教室に入ってくると、先生は開口一番、わたし一人を指さして「私はあなたが大嫌いです。日本人は出ていきなさい。」とみんなの前で大声で叫びました。

教室にいた中国人の同級生も騒がしくなり、わたしは初めて、中国にいるのが怖くなりました。家に帰り、布団にもぐって大泣きしながら、もう中国にいたくないと心の底から思いました。

親に伝えようと電話すると、「嫌なら帰ってきなさい。でも中国にいるあなたにしかできない経験だよ」と母親に言われ、わたしははっとしました。

次の日も教室に入ると、前日と同じように中国人学生がわたしを囲んで、尖閣諸島のことを聞いてきました。

本当のことを言うと、私は尖閣諸島のことがよくわからなかったので、「あなたはどう思っているの?」と先頭に立つボスのような存在の中国人学生に聞いてみました。

せき止められていた滝が一気に流れ出すように、歴史や本の記述、中国の主張などについて、止まることなくしゃべり続けてくれました。それをわたしは相槌を打ちながら、ずーっと聞くことに徹しました。

今でも尖閣諸島のことはわたしには何とも言えませんが、その時、その中国人学生の話に耳を傾けたことで、みんなのわたしに対する視線はやわらぎ、みんなとの絆がより一層深まったと感じます😊

一番仲良くしてくれた同級生と

 

わたしは中国が大好きです

中国ではいろんな経験をし、そのたび周りの手を借りながら、悩んだり苦しんだりしました。

その結果、自分の中にあった壁をたくさん取り壊すことができたから、わたしは今、中国人を外国人だと思えないほど親しみをもって接することができるのだと思います。

これからは、自分の経歴を生かしながら、日本人に中国の良さを伝えられる活動をしていきたいなと思っています。

わくわくします!

 

 

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2017年1月5日

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