こんにちは、じゅりです。
わたしは中学卒業後すぐに、中国の高校へ留学し、大学卒業までの7年間を、中国の上海で過ごしました。
中国での学校生活ってどんな感じなの?と聞かれることが多いので、大まかに、自己紹介も含めて、ご紹介したいと思います。
今回は高校生活についてです💕
慣れるのに必死だった中国での高校生活
中国語の習得
上海の高校は2学期制の9月はじまりなので、9月からの授業で中国語がわかるように、3月に中学を卒業した私は、4月から上海の高校で中国語の勉強を始めました。
それまで、簡単な中国語しか勉強していなかったのですが、中国で本場の中国語を初めて聞いたとき、「みんな、なんでこんなに怒ってるの??」とおびえてしまいました。
今では、当時誰も怒っていなかったとわかるのですが、中国語は腹から声を出したり、息を強く吐いたりして、「怒っている」ように聞こえてしまうことがあるのですよね💦
上海の高校は、現地の進学校だったのですが、私は「国際班」というクラスで勉強しており、約90%が日本人でした。学校でも、寮でも一緒にいるのはほぼ日本人です。
上海に留学してるのに、「あれ?」と思われるかもしれませんが、今考えると、留学先でも自分次第でどうにもなるんだと思います。
私の場合……
- 学校内で中国人と交流できるイベントがあれば絶対に参加した
- 放課後に同じ高校の中国人学生を捕まえてお話に付き合ってもらった
- 中国人の寮母さんと交流した
- 外に出る機会があれば、中国人に道を聞いたり、商品について話しかけてみた
- 携帯を買って中国人と電話で話したり、メール交換をした
中国での学校生活
中国に行ってすぐ、ホームシックになりました。自分で決めた留学なのに、情けなくて情けなくて、とても悔しかったのを覚えています。そのせいで中国に着いてしばらくは、なかなか親に電話することができませんでした。弱音を吐く自分や、甘えてしまう自分を見たくなかったからです。
私は負けず嫌いだったのもあり、「途中で日本に帰るもんか」と意地を張り、自分を奮い立たせるために、部屋に自分の決意を書いた紙を貼って毎日眺めながら勉強していました。
中国人の学生はものすごく勉強します。学校でも夜の実習タイムがあり、今まであまり勉強好きではなかった私も、一生分の勉強をしたといえるくらい、勉強漬けの毎日でした。
先生の言うことが理解できるようになってきたり、HSKの点数がどんどん上がったり、勉強した分ちゃんと結果が出ると知り、人生で初めて勉強の楽しみを知ることができました。
しかし、中国人学生と一緒に同じ授業を受けることもあり、授業中に先生が言ったことに対して、中国人学生みんなが笑うのに、自分だけが笑えないという場面が何度もありました。
たくさん勉強してるのになと、努力が報われない瞬間を目の当たりにし、本当にさみしかったです。
そういうときに、心が折れそうになったり、家族や日本人の同級生とお話しして笑うツボが一緒だったりすると、嬉しくて涙が溢れそうになったり、、今思うといい思い出です。
それからは、「中国人と笑うツボを共有したい!」というのが、私の中国語学習の目標になりました。
中国での食事
留学前は「バーミヤン」でよく中華料理を食べていたので、こんなおいしい中華料理を毎日食べられるんだ~とワクワクしていました。
上海の学校には食堂があり、朝昼夜の3食を食堂で食べていました。
初めてその食堂で食べたとき、中華料理の概念を覆されました。想像と全然違うし、見たことない物がいっぱいあるんです。
留学前の疑問の一つであった、「中国人の朝ご飯」は食堂で解決され、毎日食べることができました。毎日とっかえひっかえ、いろんな朝食を食べて、自分の好きなものを見つけるのがとても楽しかったです。
でも、私はよくお腹を壊しました💧高校生活は、食事になれるという試練の3年間だったのかなと思います。
自分の底力を知った
ほかにもたくさんのエピソードがありますが、わたしは3年間の高校生活を通して、今まで1ミリも感じたことのなかった、全力投球したからこそ味わえる幸福感や挫折感、寂寥感を感じることができました。
中国で身体を壊して、入院して、日本から親が飛んできて、「日本に帰ってこい」と説得しに来てくれた時ですら、わたしはここで頑張ると決めたのだからと、そんな選択肢に見向きもしませんでした。
わたしはあまり頭がよくないので、もしかしたらもっといい方法があったかもしれませんが、今まで日本の親元でぬくぬく過ごしていた時とは比べ物にならないくらい、毎日を全力で過ごしていました。
たぶん誰よりも中国に執着心があると自負しています😋
これからも、大好きな中国を追いかけていきたいです💕
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