こんにちは、じゅりです。
この記事では動詞の分類の一つである、「活用で分けるグループ分け」を紹介します。
動詞とはなんだったか覚えていますか?
「動詞」というのは出来事や主語の動作状態を表すもので、文法的な特徴に「辞書形がう段で終わる」「活用がある」というのがありました。
(もし詳しく確認したい場合には、こちら「動詞ってなんのこと?日本語の動詞の特徴と種類」からどうぞ!)
この記事では「活用で分けるグループ分け」を紹介します。
グループとは
動詞の特徴の一つに「活用する」というものがありました。活用というのは「形が変わること」です。
動詞は動詞の語幹(活用するときに変化しない部分のこと)によってグループ分けをします。
日本語の活用の種類
まず、日本語にはどんな活用の種類があるのか、表でみてみましょう。
日本語の活用はこんなにたくさんあります。
活用は日本語の特徴でもあり、外国人がまちがえやすいところでもあります。
活用の語幹の変化
つぎに、活用の語幹の変化を表でみてみましょう。
ローマ字で書かれていますが、ハイフンの前が語幹(活用しても変化しない部分)です。
まず、二列目の「出します」をみてください。
語幹が子音(ハイフンのすぐ前の下線部)で終わっています。こういった動詞を1グループといいます。
次に「たべます」をみてください。
「たべます」は五感が母音(ハイフンのすぐ前の下線部)で終わっています。こういった動詞を2グループといいます
最後に一番左の「来ます」をみてください。
見てもらうと分かる通り、語幹(活用しても変化しない部分)が不規則です。
こういった動詞を3グループといいます。3グループは「きます」と「します」の2つのみです。
学生への教え方
きっとこれらの活用の表をみて「うわーーー」と思われた方も多いと思います。
それは学生にとっても同じで、一つ一つ覚えるのもすごく大変な作業です。
なので、学生に教えるときは、「ます形」にしたとき、「ます」の前が「い段」で終わるか、「え段」で終わるか、という観点から1グループと2グループに分けると教えています。
1グループ
1グループは「ます」の前が「い段」で終わる動詞です。
たとえば、「ききます」「とります」「のみます」などです。
2グループ
2グループは「ます」の前が「え段」で終わる動詞です。
たとえば、「たべます」「ねます」「でます」などです。
ただ2グループには一部「い段」で終わる動詞もありますので、そういった動詞は「スペシャルです」といって教えています。
初級の最初の方でならう、一部「い段」で終わるけど2グループに分類される動詞は4つあります。
- 起きます
- います
- 借ります
- みます
3グループ
3グループは「します」「きます」の2つのみなので、「覚えてください」と言っています。
最後に
グループ分けとは、動詞の分類の一つで、活用による語幹の変化で動詞の分類をする方法でした。
これは外国人が日本語をまなぶ上でとても大事になってくるので、教える側もしっかり理解して、分類できるようになることが大事だと思います。
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