日本語動詞の活用の種類とつくりかた

こんにちは、じゅりです。

この記事では動詞の活用の仕方を紹介していきたいとおもいます。

動詞というのは、出来事や主語の動作状態を表すもので、文法的な特徴に「辞書形がう段で終わる」「活用がある」というのがあります。

活用というのは、「形が変わること」です。

動詞について、くわしくはこちら→「動詞ってなんのこと?日本語の動詞の特徴と種類

活用について、くわしくはこちら→「1グループ2グループ3グループとは?日本語動詞のグループわけ

この記事では動詞の活用の仕方を中心に紹介していきます。

 

動詞の活用の種類

ぜんぶで12種類あります。

  • ます形
  • て形
  • ない形
  • 辞書形
  • た形
  • 可能
  • 意向形
  • 命令形
  • 条件形
  • 受身
  • 使役
  • 使役受身

一つ一つ説明していきます!

動画も撮っていますので、もし動画の方が見やすいと思われる方はぜひ動画でご覧ください!

この記事は、↑の動画の9:30~18:33までの内容を紹介しています。

 

ます形

「ます形」というのは、「食べます」のように「ます」で終わる形のことです。

「みんなの日本語」という外国人に1番よく使われている教科書の中で一番最初に出てくる活用です。

なので、外国人に一番通じやすい動詞の活用は「ます形」です。

英語がわからないひとが外国人に話しかける時、外国人に通じやすいと思って「食べる?」と聞いたりすることもあるかと思いますが、実は「食べる?」と聞くより「食べますか?」と「ます形」を使ってコミュニケーションをとる方が、外国人にとっては聞き取りやすいことが多いです。

そして、「ます形」は日本語をおしえる時にも一番基本となる活用です。

「ます形」以外の活用に変換するときも「ます形」を使って、次の項目からでてくる「て形」や「ない形」への変換の仕方を外国人に教えています。

 

て形

「て形」は「食べてください」にように「食べて」と「て」で終わる形のものです。

「みんなの日本語」では14課に出てきます。

14課ではじめて動詞の活用が出てくるので、ここで難しく感じて挫折してしまう外国人の学習者が多く、この「て形」は日本語学習に挫折するかしないかの分岐点になり、とても大事だと言われています。

「て形」の作り方を表にしました。

この表の見方は、縦に1グループ、2グループ、3グループに分けました。

1グループの見方は、いちり⇒「って」というのは、「ます」の前が「い、ち、り」のとき、「い、ち、り」を消して、「って」を付けるという意味です。

たとえば、「いいます」ますの前は「い」ですので、「い」を消して「って」をつけます。【いいます→いって】です。

「ます」の前が「に、び、み」のとき、「に、び、み」は消して「んで」を付けます。【よみます→よんで】

「ます」の前が「き」のとき、「き」をけして「いて」を付けます。【かきます→かいて】

「ます」の前が「ぎ」のとき「ぎ」を消して「いで」を付けます。【いそぎます→いそいで】

「ます」の前が「し」のとき「し」を消して「して」を付けます。【かします→かして】

1グループはとても複雑なので、1グループのて形の作り方は歌で覚えることが多いです。

私は「第九」のリズムに合わせて覚えました。授業でも歌っています。

動画で歌っていますので、よかったら見てみてください!

↑の動画の11:32らへんから歌っています。

 

て形の作り方を見てもらうと分かると思いますが、なんで1グループ2グループ3グループの活用の分け方が重要かというと、1グループの動詞なのに2グループのて形の作り方で活用してしまうと変な日本語になってしまいます。

例えば「書きます」は1グループなのに、2グループのて形を作ってしまうと「書きて」となりますね。

逆に、例外の「います」は2グループですが、1グループのて形の作り方で作ってしまうと「いって」となり、ちがう意味になってしまいます。

 

ここでまた要注意の単語があります。

考えてみてほしいのですが、「行きます」は何グループでしょうか。

「行きぃぃぃぃぃます」なので1グループです。

このて形の作り方にそって活用してみると、「行きます」「ます」の前は「き」なので、「き」をけして「いて」になりますが「いいて」とはいわず、「いって」ですね。

なので「行きます」だけはこのて形の作り方には当てはまりません。

 

2グループのて形の作り方は、「ます」をとって「て」を付けます。

3グループのて形の作り方は、「します→して」、「きます→きて」です。

「て形」は1グループが最大の難関なので、何回も練習して覚えてもらっています。

 

ない形

次にない形の作り方です。
1グループは、「ます」の前を「い段」にして「ない」をつけます。

ちなみに、「買います」の「ない形」はどうなるでしょうか。

「い」が「あ」になるのですが、「かあない」とはいいませんね。「あ段」の場合は、「わ」になります。「かわない」です。

2グループは、「ます」をとって「ない」を付けます。

3グループは、「します→しない」、「きます→こない」です。

 

辞書形

つぎに辞書形の作り方です。

1グループは、「ます」の前を「う段」にして終わりです。

2グループは、「ます」をとって「る」を付けます。

3グループは、「します→する」、「きます→くる」です。

 

た形

た形の作り方は「て形」の「て」や「で」を「た」や「だ」にします。

2グループは、「ます」をとって「た」を付けます。

3グループは、「します→した」、「きます→きた」です。

 

可能

可能の作り方です。

「ます」の前を「え段」にして「ます」をつけます。

2グループは、「ます」をとって「られます」を付けます。

3グループは、「します→できます」、「きます→こられます」です。

 

意向形

意向形の作り方です。

「ます」の前を「お段」にして「う」をつけます。

2グループは、「ます」をとって「よう」を付けます。

3グループは、「します→しよう」、「きます→こよう」です。

 

命令形

命令形の作り方です。

「ます」の前を「え段」にします。

2グループは、「ます」をとって「ろ」を付けます。

3グループは、「します→しろ」、「きます→こい」です。

 

条件形

条件形の作り方です。

「ます」の前を「え段」にして「ば」をつけます。

2グループは、「ます」をとって「れば」を付けます。

3グループは、「します→すれば」、「きます→くれば」です。

 

受身

受身の作り方です。

「ます」の前を「え段」にして「れます」をつけます。

2グループは、「ます」をとって「られます」を付けます。

3グループは、「します→されます」、「きます→こられます」です。

 

使役

使役の作り方です。

「ます」の前を「あ段」にして「せます」をつけます。

2グループは、「ます」をとって「させます」を付けます。

3グループは、「します→させます」、「きます→こさせます」です。

 

使役受身

 

使役受身の作り方です。

「ます」の前を「あ段」にして「せられます」をつけます。(使役の「ます」「る」を受身の「られる」に変えます。)

2グループは、「ます」をとって「させられます」を付けます。

3グループは、「します→させられます」、「きます→こさせられます」です。

 

使役受身には、1グループだけ省略形というのもあります。

 

使役受身の省略形の作り方です。

「ます」の前を「あ段」にして「される」をつけます。

『×「ます」の前「さ行」』と書いてあるのは、「ます」の前が「さ行」で終わる動詞に省略形は使えないという意味です。

たとえば「はなす」という動詞の場合、「はなさされる」とはいわず、省略形ではない使役受身の形で「はなさせられる」というほうが普通です。

2グループと3グループは一緒です。

2グループは、「ます」をとって「させられます」を付けます。

3グループは、「します→させられます」、「きます→こさせられます」です。

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活用形の作り方はこんな感じです。

 

外国人学生がよく間違える動詞の活用

外国人学生がよく間違える動詞の活用を紹介します。

 

「はなする」

「はなする」はなんの動詞をいいたいかわかりますか。ただしくは「はなす」です。

「はなします」は1グループですが、「はな」「します」と分けて考えて3グループの動詞だと思って、「ます形」から「辞書形」に活用してしまったパターンです。

こういう間違いをみたときは、「ます形」はなんですか?「はなします」は何グループですか?と確認して、1グループであることを伝えています。

 

「死にて」

「死にて」、これも「死にます」の活用まちがえです。

1グループの「て形」の作り方に、「ます」の前が「に、び、み」のときは「んで」になるというのがありました。

「に」で終わる単語は少ないために、2グループだと思って、2グループの「て形」の作り方で作ってしまったパターンです。

正しくは「死んで」です。

 

「置きて」

ややこしいのですが、「おきます」という単語は「朝起きます」と「机に置きます」の二種類あります。

「朝起きます」の「起きます」は「ます」の前が「い段」でも2グループになる例外の動詞です。

「机に置きます」の「置きます」は「ます」の前が「い段」なので1グループの動詞です。

それがこんがらがってしまって、「机に置きます」のときに2グループの「て形」の作り方で活用してしまったパターンです。

 

「おもいだする」

これも最初の「はなする」と同じパターンです。

「おもいだします」は1グループですが、「おもいだ」「します」と分けて考えて3グループの動詞だと思って、「ます形」から「辞書形」に活用してしまったパターンです。

 

最後に

今回は日本語の動詞の活用の仕方を一つ一つ説明してみました。

とてもややこしいですが、外国人にとってもむずかしいところなので、教える側もしっかり理解したいですね。

動画も撮っていますので、もし動画の方が見やすいと思われる方はぜひ動画でご覧ください!

この記事は、↑の動画の9:30~18:33までの内容を紹介しています。

動画では練習問題もあるのでよかったらご自身の理解チェックにご活用ください!

 

 

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