中国語を勉強しているのに、なかなか話せるようにならないと感じていませんか?
もしかしたらそれは、中国語を話す実践の回数が少ないからかもしれません。
本を見ているだけでは泳げるようにならない
この言葉はよく聞くと思いますが、あなたはどう思いますか?
きっと本だけ見て泳げるようになる人がいないことは、多くの方が知っている事実だと思います。
同じように、中国語が話せるようにならないと悩んでいる方には、「テキストを読んでるだけでは話せるようになりませんよ」とお伝えしたいです。
もしあなたが中国語を話せるようになりたいなら、中国語を話す機会を作ることを全力でお勧めします!
実践するといいことがおこる
「中国語を話す機会を作ると良いのは分かったけど……」と、不安に感じる方も多いのではないでしょうか?
なぜテキストを読んでいるだけでは話せるようにならないのか、そして、話す機会を作るとどんないいことがあるのかをご紹介したいと思います。
テキストを読んでいるだけでは話せるようにならない理由
冒頭でもお話しした通り、泳げるようになりたいのに、本ばかり見て泳ぐ練習をしない人が泳ぐようになれないのと同じ理由です。
テキストには発音の仕方、文法の説明、単語の使い方などがのっています。
それはあくまでテキストからの一方的なインプットになります。
インプットももちろん必要で、インプットがゼロなのにアウトプットできるなんてことはありませんが、アウトプットしないとインプットは定着しません。
どういうことかというと、具体的に私の経験談をご紹介します。
私は中国語を話せるようになりたくて、中国留学中に、たくさんの時間をかけてテキストを勉強していました。
テキスト勉強が8割で、中国語でのコミュニケーションが2割ほどでした。
そんな日々が3年過ぎたころ、私は中国人からこんなことを度々言われるようになりました。
「3年も中国にいるのに、中国語へたくそだね」
うすうす感じてはいましたが、とてもショックでした。
周りの外国人を見回してみると、まだ中国語を習い始めて3か月の友人の中国語のほうが、私より上手なことに気づきました。
その友人を観察していると、1つの事実が見つかりました。
それは、「たくさん中国語を話して、中国語で伝えようと一生懸命話している」ということです。
その時私は初めて、「話さないと話せるようにならないんだ」ということに気づきました。
留学で3年も中国にいたのに、こんなことにも気づけなくて、本当に情けない思いでいっぱいでした。
でもだからこそ、これから中国語を勉強するあなたには、こんな気持ちになってほしくないです。
「今まで勉強してきた〇年はなんだったんだ」
「中国語なんてしゃべれるようにならないじゃないか」
そんな諦めモードをなくしてほしいです。
また私の実体験からわかるように、「留学したら中国語をしゃべれるようになる」というのも幻想です。
その反対に「日本にいたら中国語をしゃべれるようにならない」というのもウソです。
今いる場所で、どんな行動を積み重ねていくかが中国語をしゃべれるようになるためのポイントになります。
中国語を話す練習をすることで得られること
中国語会話の実践をしたほうが良いことはわかっていただけたかと思います。
それでもきっと、不安があったり、恥ずかしいと感じたり、怖いと思う方もいるかもしれません。
私の実体験をもとに、中国語会話の実践の素晴らしいところをお伝えして、実践することのメリットをご紹介します。
こんなにお勧めするのには、たくさん理由があります。
- 理解できていない単語や文法に気づくことができる。
- 聞き取れる単語と聞き取れない単語がわかる。
- 話せることと話せないことが何かがわかる。
- 通じる発音と通じない発音の違いがわかる。
- これからどんな勉強をしたらいいかがわかる。
- 中国人のお友達ができて、中国語を勉強するモチベーションが上がる。
- 中国人に対する外国人意識がどんどん薄らぐ。
- どんな風に話すと喜んでくれるかわかるようになる。
- 自分の話した中国語に対して、ダイレクトな反応が見れる。
- ネイティブの単語の使い方を知れる。
- ネイティブらしい表現の仕方を知れる。
- 中国に対してより興味を持つきっかけになる。
思いつくままに書いてみましたが、どうですか?
この中にあなたの理想はありましたか?
きっとこれらのメリットは、テキストだけでは得られないメリットです。
ちなみに、話せば話すほど自信がつきます。
話すと楽しいことが起こると覚えれば、話すことに抵抗がなくなり、どんどん上達します。
ぜひこれらのメリットを享受して、ポジティブループを実感してください!
やっぱり不安……
たくさんのメリットをご紹介しましたが、それでも不安があったり、恥ずかしいと感じたり、怖いと思う方もいるかもしれません。
そんな場合には、↓のこんな質問に対する答えを考えてみてください。
- 具体的にどんなことが不安ですか?
- 具体的にどんなことが恥ずかしいですか?
- 具体的にどんなことが怖いですか?
- 具体的にどんなネガティブ感情があり、それはなぜですか?
これらの質問に対する答えを、その相手に対して言ってしまうことをおすすめします。
例えば、「リスニングが苦手だから何回も聞いてしまって迷惑をかけるかもしれない」という不安があるのであれば、そのまま相手に伝えましょう。
伝えるだけで、心の重荷が下りるはずです。
「中国人に『へたくそ』って言われるんじゃないか」という不安がある方は、そう言われてから考えたら良いと思います。
先に回答をすると、中国人に「へたくそ」って言われたら、喜んでほしいです。
なぜなら、あなたは中国語を実践したからです。
その事実を誇りに思ってほしいです。
「私は勇気を出してしゃべったんだ」と自信を持ってください。
ただ、まだ言われてないことを考えるのは時間の無駄ですので、中国人に「へたくそ」といわれたら、いつでも私にご相談くださいね!
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。
ご縁があって私のブログを見つけてくれたあなたには、中国語を諦めてほしくないですし、損をしてもらいたくありません。
この記事があなたの背中を押せていたら、うれしいです。
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