こんにちは、じゅりです❣
何かの勉強をするとき、目標設定や、振り返り、モチベーション維持などのために、検定試験を基準にする方は多いのではないかと思います。
私もその一人です😋
これまで、何度も中国語の検定試験を受けてきたわたしが、自分の経験談も交えて、検定試験についてご紹介します。
主な中国語の検定試験は2種類
中国語の検定試験の種類はいろいろあるのですが、今回取り上げるのは以下の2種類です。
- 中国語検定試験
- HSK(漢語水平考試)
この二つ以外にも、中国語コミュニケーション能力検定(TECC)や実用中国語技能検定試験などがあります。
ちなみに私が受けたことがあるのは、中国語検定とHSKのみです😊
中国語検定試験について
中国語検定試験は日本国内で最大の中国語資格です!知名度も抜群で、受験会場数や受験人数も最大です。
ホームページはこちらです。
もし日本で就活予定であれば、中国語検定をおすすめします。
詳しくはわたしが書いたこちらの記事をご参考ください
日程は年に3回
難易度
準4級、4級、3級、2級、準1級、1級があり、1級の難易度が一番高くなっています。
準4級:中国語学習の準備完了
学習を進めていく上での基礎的知識を身につけていること。
(学習時間60~120時間。一般大学の第二外国語における第一年度前期修了, 高等学校における第一年度通年履修,中国語専門学校・講習会などにおいて半年以上の学習程度。)
基礎単語約500語による発音(ピンイン表記)及び単語の意味, 日常挨拶語約50~80による語句・単文の中国語訳。引用元:中検_出題内容
学習時間60~120時間ということは、1日1時間の勉強をしたとして、2か月~4か月で合格を目指せますね!
筆記試験の過去問を見てみると、ピンインや声調、基本的な文法や単語が出題されます。
試験問題と解答は、こちらから見れます。
ちなみに、私が高校で中国留学へ行ったときは、準4級レベルも満たなかったと思います😥
4級:中国語の基礎をマスター
平易な中国語を聞き,話すことができること。
(学習時間120~200時間。一般大学の第二外国語における第一年度履修程度。)
発音(ピンイン表記)及び単語の意味,常用語500~1,000による単文の日本語訳・中国語訳。引用元:中検_出題内容
筆記試験の過去問を見てみると、準4級と内容は似ているのですが、1つ1つの文が長くなっているなという印象です。
長文の読解問題もありますので、集中力もより必要になると思います!
試験問題と解答は、こちらから見れます。
3級:自力で応用力を養いうる能力の保証(一般的事項のマスター)
基本的な文章を読み,書くことができること。
簡単な日常会話ができること。
(学習時間200~300時間。一般大学の第二外国語における第二年度履修程度。)
発音(ピンイン表記)及び単語の意味,常用語1,000~2,000による複文の日本語訳・中国語訳。引用元:中検_出題内容
筆記試験の過去問を見てみると、声調やピンイン、語順も問われますが、補語や接続詞が増えてきていますね。
その他にも、3級からは簡単な日中翻訳があります!
試験問題と解答は、こちらから見れます。
2級:実務能力の基礎づくり完成の保証
複文を含むやや高度の中国語の文章を読み,3級程度の文章を書くことができること。
日常的な話題での会話が行えること。
熟語・慣用句の意味,語句の解釈,500字程度の中国語の文章の部分訳,30字程度の単文の中国語訳。引用元:中検_出題内容
筆記試験の過去問を見ていると、語順が問われるのは変わらず、それ以外に、似た単語の使い分けや、慣用句などの高度な単語の意味が問われる問題が増えてきました。
2級からは、中日翻訳も加わります。大体1文です。
試験問題と解答は、こちらから見れます。
準1級:実務に即従事しうる能力の保証(全般的事項のマスター)
社会生活に必要な中国語を基本的に習得し,通常の文章の中国語訳・日本語訳,
簡単な通訳ができること。
(一次)新聞・雑誌・文学作品・実用文などからやや難度の高い文章の 日本語訳・中国語訳,及び熟語・慣用句などを含む総合問題。
(二次)日常会話,簡単な日本語・中国語の逐次通訳及び中国語スピーチ。引用元:中検_出題内容
筆記試験の過去問を見ていると、似た単語の使い分け、高度な慣用句や熟語が出てきますが、専門的な固有名詞が目立ちます。
また、中日翻訳は1文ですが、日中翻訳は大体2文で、2級よりも長いです。
哲学的な抽象的な文章が多く、翻訳しづらい印象です。
試験問題と解答は、こちらから見れます。
二次試験
準1級からは二次試験があります。
内容は、コミュニケーション能力(面接委員との簡単な日常会話)、訳す力(口頭での中文日訳と日文中訳)、表現する力(指定されたテーマについて1~2分のスピーチ)、総合(発音・イントネーション及び語彙・文法の運用能力の総合的な判定)を判定されます。
こちらのページで、二次試験の試験の流れも知ることができます。
私が受けたときの二次試験は、簡単な通訳と、与えられたお題に対してのスピーチをしました。
1級:高いレベルで中国語を駆使しうる能力の保証
高度な読解力・表現力を有し,複雑な中国語及び日本語 (例えば挨拶・講演・会議・会談など)の翻訳・通訳ができること。
(一次)新聞・雑誌・文学作品・実用文などから難度の高い文章の 日本語訳・中国語訳,及び熟語・慣用句などを含む総合問題。
(二次)難度の高い日本語・中国語の逐次通訳。 ※1級合格者は通訳案内士試験の外国語筆記試験が免除されます。
引用元:中検_出題内容
筆記試験の過去問を見ると、これまで勉強していた中で一度も見たことない漢字があって、難易度の高さに驚きました。
中国人の友人にも見てもらったのですが、「難しい」と言っていました。
私は、1級を受験したことがあるのですが、落ちてしまいました😢また来年、再挑戦したいです!
試験問題と解答は、こちらから見れます。
二次試験
内容は、翻訳・通訳能力(面接委員が読む高度な内容の中国語長文及び日本語長文をそれぞれ日本語・中国語に訳す)を判定されます。
こちらのページで、二次試験の試験の流れも知ることができます。
HSK(漢語水平考試)について
HSK(漢語水平考試)は中国政府公認の国際的な中国語資格で、世界で最も受験者の多い資格です。
ホームページはこちらです。
もし中国に留学予定であれば、HSKの受験をおすすめします。
詳しくは、わたしが書いたこちらの記事をご参考ください
日程
毎月受験できますが、開催地によって違うようです。
詳しくは、こちらのHSKホームページにてご確認ください!
難易度
1級から6級まであり、6級の難易度が一番高いです。
HSKは主に以下の三つのパートからなっています。
- リスニングの力を測る試験
- 読解力を測る試験
- 中国語の作文力を測る試験(1級と2級はなし)
もし、どの級を受けようか迷っている方には、オンラインレベルチェックテストをおすすめします!
1級:日常中国語の応用能力を判定
「中国語の非常に簡単な単語とフレーズを理解、使用することができ、具体的なコミュニケーションを行うことができる。中国語学習するための基礎能力も備えている。」ことが求められます。
150語程度の常用単語と文法知識を習得している者を対象としています。
大学の第二外国語における第一年度前期履修程度の学習が目安とされています。
やはり、中国語検定とは違うと思った点は、ピンインや声調に関する問題がないということです!
「意味を理解できているかどうか」を重視しているようにみえますね。
問題の一例を見る限り、単語や基本的なあいさつが出題されるようです。
2級:初級中国語の上位レベル
「身近な日常生活の話題について簡単で直接的な交流ができ、初級中国語の上位レベルに達している」ことが求められます。
300語程度の常用単語と文法知識を習得している者を対象としています。
大学の第二外国語における第一年度後期履修程度の学習が目安とされています。
学習時間に関しては、中国語検定でいう4級と同じくらいのレベルです。
問題例を見ると、2級より問題文が長いです!
3級:基本的なコミュニケーション
「中国語を使って、生活、学習、仕事等における基本的なコミュニケーションができる。中国旅行の時も大多数の場合において中国語で対応することができる」ことが求められます。
600語程度の常用単語と文法知識を習得している者を対象としています。
大学の第二外国語における第二年度前期履修程度の学習が目安とされています。
中国は以外と英語が通じないことも多いので、中国旅行で不便な思いをしたくない!という方は3級を目指してみるのも良いと思います😊
問題例を見ると、3級からピンイン表記がなくなってきていますね!
4級:中国語を母語とする者と話せる
「幅広い範囲にわたる話題について、中国語でコミュニケーションをすることができ、中国語を母語とする者と流ちょうに話すことができる」ことが求められます。
1200語程度の常用単語と文法知識を習得している者を対象としています。
大学の第二外国語における第二年度後期履修程度の学習が目安とされています。
中国は方言がいっぱいあるので、その方言なまりの中国語を話したり、聞いたりする中国人がとっても多いです。
なので、私たち外国人がしゃべる中国語(なまりのある中国語)も、聞き取ってもらいやすく、「中国語を母語とする者と流ちょうに話すことができる」ことは、学習のモチベーションアップにつながりますね!
5級:中国語でスピーチできる
「中国語の新聞や雑誌が読めるだけでなく、中国の映画やテレビも観賞でき、さらに、中国語でスピーチすることができる」ことが求められます。
主に週2~4回の授業を2年間以上習い、2,500語程度の常用単語を習得している者を対象としています。
中国の映画やテレビを鑑賞できるのは、視野が広がり楽しいですよね。
中国のテレビは、ほとんど字幕付きなので、リスニングの素材になりますし、こてこてのなまり地方なまりや話し言葉を聞けて、とても勉強になると思います!
6級:意見などを口頭や書面で表現
「中国語の音声情報や文字情報を不自由なく理解することができ、自分の意見や見解を流暢な中国語で口頭または書面にて表現することができる」ことが求められます。
主に5,000語かそれ以上の常用単語を習得している者を対象としています。
このHSK6級の作文、10分中国語の文章を読んだ後、400字以内で要約するのですが、最初に読んだ文章は回収され、自分の記憶を頼りに要約するんです。
最初は、こんなテスト受けたことないよ~と頭を抱えましたが、コツコツ勉強していたら、ちゃんと合格できました✨
中国語検定の方が難しい!
わたしは、中国語検定とHSK、どちらも受けましたが、最終的には、中国語検定1級に合格できていません。
HSK6級は、中国人と問題なく喋れていたら、合格できると思いますが、中国語検定1級は、とにかく難しいです😣
国内的な中国語検定、国際的なHSK
中国語検定とHSKについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
自分の状況に合う試験を選んでいただけたらなと思います。
お互い、中国語の勉強がんばりましょう💕
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