余華著『兄弟(上)』:文化大革命中の悲劇を知れる

こんにちは、じゅり(@JURIn29)です。

最近、中国語原書の『兄弟』を読んでいます。

わたしのような中国語原書初心者にとって、余華さんの本はとても読みやすいと感じています。

以前読んだ『活きる』と同じく『兄弟』の方も、スラスラ読めています。

まだ上巻のみ読了の状態ですが、ご紹介したいと思います。

 

登場人物

主に以下の4人です。

  • 李光頭:李蘭の息子であり、後に宋鋼の弟になる。
  • 宋鋼:宋凡平の息子であり、後に李光頭の兄になる。
  • 李蘭:李光頭の母親。後に宋凡平と結婚する。
  • 宋凡平:宋鋼の父親。後に李蘭と結婚する。

他にも舞台である町の人々がたくさん登場します。

 

あらすじ

小さな町で生まれた二人の兄弟(李光頭と宋鋼)を主人公とし、新しい家族となり、文化大革命中の災難によりバラバラになってしまう過程を描いた物語です。

 

感想

印象的だった箇所が2つほどありました。

1つは文化大革命について、もう1つは李光頭の商才についてです。

ネタバレがありますのでご注意ください。

 

衝撃的な文化大革命

わたしは歴史に疎くて、文化大革命があったことを知っている程度で、詳細までよく知りませんでした。

こんなにむごいことが中国で行われていたなんて……、眼をそむけたくなってしまうほど過激な描写がいっぱいありました。

ネタバレになってしまいますが、特に宋凡平が集団リンチで死亡してしまう件は、本当に怖かったです。

ただ、そうなってしまう状況だったというのもすごく伝わってきました。

二人の兄弟が、父親である宋凡平のために料理したエビを、宋凡平がかくまわれている倉庫までもっていったときの彼の反応を見て、兄弟を思う気持ちと宋凡平を思う気持ちで、とても複雑でした。

この本を読んで、文化大革命に興味がわきました。

 

李光頭の商才に脱帽

この小説、李光頭の変態行動(女性トイレののぞき見)から物語が始まります。

最初から度肝を抜かれてしまったのですが、読み込むうちに、李光頭のすごさが身に沁みました。

周りからの悪評にふさぎ込んでしまうかと思ったのですが、彼はそれでビジネスをしたんです!

ネタバレになりますが、自分が見たものを話す代わりに、高級ラーメンをおごってもらうというビジネスです。

のぞき見された女性からしたら大迷惑な話ですが、悪評すらも味方にしてしまうこの発想の転換に脱帽です。

これからの物語が楽しみです。

 

最後に

わたしは中国が大好きなのですが、まだまだ知らないことがいっぱいあります。

引き続き『兄弟(下)』を読んで、色々学んでいきたいです。

もしご興味があれば読んでみてください。

日本語版もあります!


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